労務管理支援

少子高齢化時代となり、業種を問わず人手不足がスタンダードな状況となりました。

優秀な人材を確保し活躍してもらうためには、もはや労働条件に関する最低基準を定めた労働基準法を守ることは当たり前。

コンプライアンス意識が乏しい企業に人が集まることはありません。

経営には、「人、物、金、情報」の4要素があるといわれますが、「人」の価値が高まった今、「人」についてしっかりと考えなければ、経営そのものが立ちゆかなくなる恐れがあります。

従業員に気持ちよく働いてもらうには、働きやすい職場環境、無理のない労働条件、研修制度の充実、わだかまりのない人間関係など、働くにあたっての重要な基盤を整備することが必要です。

事業の健全な発展には、労働者の福祉の充実が欠かせないでしょう。

複雑で分かりにくい労働諸法令を遵守しつつサービスの質を充実させ、顧客満足度の向上を図るための基本となるのが労務管理であるといえます。

労務管理チェック

☑ 従業員数10名以上の事業所ごとに就業規則が作成され、提出していますか?

☑ 就業規則には始業及び終業の時刻、休憩時間、休日など、労働基準法に定められている必要記載事項が明記されていますか?

☑ 契約社員、パート・アルバイト等の非正規用の就業規則がありますか?

☑ 就業規則や育児・介護休業規程で育児・介護休業法の対応が適切に明記されていますか?特に育児休業制度については頻繁に改正がなされていますが、最新の法律が反映されていますか?

☑ 管理監督者の範囲は適切ですか?「名ばかり管理職」になっていませんか?

☑ 雇い入れ時に「書面」で契約期間や就業の場所、賃金などの労働条件を適切に明示していますか?

☑ 有期契約労働者の契約の更新手続き、更新の有無、理由の提示などは適切ですか?

☑ 年次有給休暇をパート・アルバイト、契約社員等の人も含めて付与していますか?

☑ 年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者(管理監督者を含む)に対して、年に5日の取得をさせていますか?

☑ 相談窓口の設置などセクハラ、パワハラ対策をしていますか?

☑ タイムカードやICカードなど客観的な方法で、労働時間の把握や管理を適切に行っていますか?

☑ 1週40時間を超える労働が月間80時間を超えるなど長時間になっていませんか?

☑ 事業所ごとに毎年36協定書を締結し、労働基準監督署に提出していますか?

☑ 36協定書の内容と実態があっていますか?

☑ 従業員過半数代表者の選出の際、特定の従業員を会社が指名するなど不適切な選出方法になっていませんか?

☑ 時間外労働に対する残業代はきちんと支払われていますか?

☑ 日々の残業時間の計算で端数切り捨て(15分未満切り捨て等)の処理していませんか?

☑ 管理監督者に対しても深夜労働に対する割増賃金を支払っていますか?

☑ 割増賃金計算の時に本来は単価計算に含むべき各種手当を抜いたりしていませんか?

☑ 新規採用者の社会保険・雇用保険の加入時期は適切ですか?

☑ 適切な社会保険料率で給与計算がなされていますか?

☑ 雇い入れ時の健康診断を対象者に適切に実施していますか?

☑ 定期健康診断を対象者に適切に実施していますか?

☑ 労働者名簿、賃金台帳等の保存義務のある書類は適切に管理されていますか?

いかがでしたでしょうか?

一度労務トラブルが起きてしまうと、その対応には時間と費用がかかります。他の従業員にも飛び火しかねません。非常に不愉快な思いをすることもあるでしょう。

労務トラブルを引き起こさないよう、適切な労務管理を心がけたいものです。分からないことや不安なことがございましたら、ぜひご相談ください。

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