「今さら大学に行って何になるのか?」
「家族もいるし、仕事もあるし、勉強なんて無理だろう」
そう思っていませんか?
しかし近年、40代・50代になってから大学に通う“社会人大学生”が増えています。年齢を重ねたからこそ得られる学びの価値、そして人生に与える好影響は計り知れません。今回は、40代・50代の方が社会人大学生になることのメリットについて、具体的にご紹介します。
1. 自分の人生をアップデートできる
40代・50代は、多くの方にとって「人生の折り返し地点」。子育てもある程度落ち着き、自分の今後を見つめ直すタイミングでもあります。そのような時期に大学で新しい学びに触れることは、自分自身の人生を“再設計”する機会になります。
過去の経験に知識が加わることで、物事の見方や考え方が深まり、視野が広がります。人生100年時代において、40代・50代から新たなキャリアやライフスタイルを築くことは決して遅くありません。
2. キャリアの幅が広がる
近年、転職市場や副業市場では「専門性」や「学び直し(リスキリング)」が重視される傾向にあります。例えば、経営学や心理学、福祉、法律、ITなど、社会人大学で学べる分野は多岐にわたります。
こうした学びは、これまでの職務経験と組み合わせることで、より説得力のあるスキルや強みに変わります。企業内での昇進、新たな部署への異動、さらには独立や起業への足がかりとなるケースもあります。
3. 学びを通じた人との出会い
大学では、同じ目的を持った仲間や、指導してくれる教員と出会うことができます。特に社会人大学では、年齢や背景の異なる多様な学生が在籍しており、異業種の人々と出会えるのも魅力の一つです。
このようなネットワークは、将来的にビジネスチャンスにつながったり、人生の相談相手になったりと、貴重な人間関係を築く場となります。年齢や立場にとらわれずに、学ぶことを共に楽しめる関係は、社会人にとって非常に新鮮で刺激的です。
4. 自己肯定感が高まる
40代・50代になると、仕事や家庭において一定の役割を果たしてきた一方で、「自分はこのままで良いのか?」という漠然とした不安や物足りなさを感じる人も少なくありません。そんな時、新しい学びに取り組むことで「自分にもまだできることがある」と実感でき、自己肯定感が高まります。
特に、課題をこなしたり試験に合格したりする経験は、小さな成功体験となり、日々の充実感や生きがいにもつながります。
5. 家族や子どもとの関係性に良い影響
意外に思われるかもしれませんが、社会人として学ぶ姿勢は家族に良い影響を与えることもあります。例えば、大学で勉強する親の姿を見て、子どもが「勉強って面白いかも」と感じたり、家族で一緒に学ぶ時間が生まれたりすることもあります。
また、配偶者や親しい人からも「頑張っている姿が励みになる」と応援されるケースが多く、家庭内の会話や関係がより深まるきっかけになります。
6. セカンドライフに備える
定年後の人生をより豊かにするためには、趣味やボランティア活動、地域貢献など、仕事以外の軸が必要になります。社会人大学では、学問としてだけでなく、実生活で活用できる知識やスキルを得ることができるため、定年後の生き方にも良い影響をもたらします。
たとえば、福祉や心理学、教育分野の学びは、地域活動や子育て支援、介護などにも活かせるため、自分自身だけでなく他者の人生にも役立つ知恵となります。
7. 柔軟な学び方が可能
現代の社会人大学は、働きながらでも学びやすい環境が整っています。夜間や週末に通える学部、オンラインを中心に学べる通信制大学など、自分の生活スタイルに合わせた学び方を選ぶことができます。
また、最近では「履修証明プログラム」など、必要な分野だけを選んで短期間で学ぶ制度も整っており、無理なく、かつ効率的に学ぶことが可能です。
まとめ
40代・50代から社会人大学生になることは、決して「遅すぎる選択」ではありません。むしろ、これまでの経験や知恵があるからこそ、学びの内容がより深く、意味のあるものとして受け取れるのです。
私は50歳を過ぎてから武蔵野大学に入学し、令和7年3月に卒業した後、4月には奈良大学に入学しました。先日のスクーリングでは、クラスに100名を超える受講生がいました。多くの方が学んでいます。
新しいことに挑戦することは勇気が必要ですが、その一歩が未来を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
今の自分に少しでも不安や迷いがあるなら、ぜひ「学び直し」という選択肢を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。